ほげ.写真倉庫

個人的な模型に関する雑記・作業記録の倉庫なのです。

HONDA CB 400 Super Four

2010-10 HONDA CB 400 Super Four AOSHIMA 1/12 Plastic injection kit

何故か、夏頃から昔乗っていたバイクを作りたくなり作成を開始しました。 1/35 MM のバイクを作ったのを除けば(あちらは完成していませんが・・・)、実に10年以上振りにバイクのキットを作成した事になります。

本当であれば、SUZUKI RG250 Γ も合わせて作成したかったのですが、タミヤのは何処にも置いて無く、アオシマのは各種ゲーブルをゴムパーツで再現等となっており、こちらは買ってみたものの、そのまま箱を閉じてしまいました・・・

そんな訳で、入手出来た作れそうなキット、HONDA CB 400 Super FourYAMAHA SRX-6 を作り始めました。こちらのエントリは HONDA CB 400 Super Four の記事となります。 例によって同じジャンルの模型は同時にいくつか作成した方が効率がよいのでそのように作業を進めております。

基本的にキットはあまり改造しない人ですので、最小限の工作で進めます。ただ、今回どうしても手を入れたかったポイントが有り、それはディスクブレーキの開口です。 スミ入れだけで済ますのも有りだったのですが、やはりここは開いていないと落ち着かないため、ここだけはがんばって孔空けを頑張りました。

そして、Super Four のキットで唖然とするのがヒケの多さです。 しかも修正が難しいモールドのど真ん中とか、タンク側面の複雑な曲面のど真ん中とか容赦がありません。最初はまじめに処理をしようとしていたのですが、この処理のせいでモチベーションは下がる一方、作業も一向に進まない状態になり、なんと1ヶ月以上も何も進みませんでした。やる気が出ないというのは実に困ります。 Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

で、一向に完成が見えないため、これを打開すべく、ヒケは諦めました。 すべて見なかった事にしてパーツのゲート処理等を済ませてどんどん塗装します。 メッキシルバー、ガンクローム、8番シルバー、後自前で調色したアルミぽいシルバー(しかし思った色はでなかった)を使いました。 クレオスの磨いて色を出す物も非常に良い仕上がりになるとの事でしたが、試し塗りした所、磨いた後に触るとぺたぺた指についたり指紋が残ったり剝げて来たりと、制作後も他の模型と並べて写真を撮る為に取り出したりするので、あまり向いてないなと思い、今回は使用しませんでした。 IMG_0459 EOS Kiss x4 with EF-S 60mm F2.8 Macro USM

最後に基本塗装したパーツを説明書の順に、スミ入れや細部塗装をしながら組み上げて行きます。 少しずつ形になっていくこの工程がバイクモデル作成で一番楽しい時間です。 格好良く、美しく出来上がって行きます。 IMG_1620 IMG_1762

そして完成したのが HONDA CB 400 Super Four です。 納車後、1ヶ月弱で廃車にしたあげく骨まで折った思い出のバイクです。 当時、ホンダのロゴが、エンブレムじゃなくてシール(プリント?)だった事が猛烈にいやだったらしく、購入後1週間で「4フォアの黄色で塗り直してくれ」と無茶を言い、仕上がって来て喜び勇んで千葉の某湖に走りにいったら派手に逝きました。 IMG_1889 IMG_1897

そんな訳で、シールやらプリントやらはすべて無い、過去の私の所有車仕様です。 というか、今見ると限りなく族車っぽい雰囲気・・・若いってすごいなと作りながら思いました。 IMG_1942 IMG_1933

実は 4Four が欲しくて欲しくて手に入らないので、似たネーミングのこれを買った訳で、模型として作るなら 4Four の方が良かったのかもしれません。 と、作った後に思いました。 いやぁ、実車の思い出有りって、以外に作りにくいです。 IMG_1932 IMG_1941

キットの方は、バリやらヒケやらがちゃんと処理出来れば、素晴らしい造形だと思います。 ただ、添付のビニールコードがちょっと、というか、かなり太めなので気になる場合は細い物に交換した方が良いかと思います。 IMG_1950IMG_1978

何故か、この模型を撮る時だけ、メッキシルバーの輝きがくすんで撮れるのですが、派手な黄色が自動調整に悪い影響を与えているような気もします。 実物はもう少しおもちゃっぽくないのですが・・・

ともあれ、良いキットを割と格好良く完成させられて満足でございます。 久々に模型が完成しました。