PENTAX K-5 「画像仕上」「デジタルフィルタ」「HDR 」をブツ撮りで試す
2011-10
PENTAX K-5
with
DA35mmF2.8 Macro Limited
K-5 は本体のみで、RAW 現像や動画の編集まで有る程度出来てしまうという、とても面白いカメラです。
出先でRAW 現像出来るような、多めのストレージ+ある程度の性能を持つ PC が無いような状況でも、カメラ内で様々な加工をおこなった上で、画像ファイルを生成出来るというのは、他のメーカーのカメラではあまりないかもしれません。
キャノン等も概ね、PC ありきの構成になっていると思いますので、K-5 のこういった機能は、尚更、新鮮且つ、楽しい機能の一つではないかと。
(ちなみに、純正レンズの歪曲や収差の補正も、K-5 は現像時に行うのではなく、
データを記録するタイミングで、カメラの機能で補正する方法となっており、
こちらも、補正する為にRAW で撮影するというような事は不要です)
さて、そんな K-5 ですから、兎に角、写真を撮って楽しむ為のしかけがてんこもりです。
今回は自身の確認にも必要ですので、「画像仕上げ」「デジタルフィルタ」「HDR撮影」について、いくつかテストを行いその効果を記録しておく事にします。
■画像仕上
この機能は保存時の最終段階でかかるフィルタのようで、文字通り仕上げ用のフィルタとなっている模様。
今回は、「鮮やか」「ナチュラル」「人物」「風景」「雅(MIYABI)」「ほのか」「リバーサルフィルム」「銀のこし」「モノトーン」について記録してあります。
個人的には「雅」が好きなので、次はこのモードで撮っても良いかなと思っています。各モード差が分かりにくい物も有るのですが、なかなか面白い機能です。
1)鮮やか
2)ナチュラル
3)人物
4)風景
5)雅(MIYABI)
6)ほのか
7)銀のこし
8)リバーサルフィルム
9)モノトーン
■デジタルフィルタ
文字通りの特殊効果フィルタです。 画は大きく影響を受けますので使い所は難しいのですが、うまくハマると実に楽しい機能でもあります。
「トイカメラ」「ハイコントラスト」「ソフト」「トゥインクル」について記録してあります。
トゥインクルの効果が今一つ良くわかりません・・・・トイカメラはとてもお気に入り。
10)トイカメラ
11)ハイコントラスト
12)ソフト
13)トゥインクル
■HDR撮影
複数の写真から画像を起し直すフィルタです。一回シャッターボタンを押すと、連射で何枚も撮影し、それを合成して出力しているようです。
個人的には、バーチャロン関連模型を撮る時には、もの凄く雰囲気が出て良い感じになるのではないかと思っています。次に VR 模型作った際には絶対にこれで撮ってみようかなと。
また、弱であればとても面白い効果として普通に使えそうです。
14)強 / 中 / 弱
15)弱(撮影対象拡大)
ブツ撮りの場合、時間さえ許せばどれだけでも撮影できますので、色々なモードやフィルタを利用し楽しんでいきたいとなぁと。
現像してレタッチソフト起動して、一枚一枚、職人が焼くせんべいのような仕上げも、勿論、画像品質や自由度が高く、良いのだとは思いますが、やはり K-5 を独立したカメラとして楽しみたい。
というか、まぁ、あれやってこれやって・・・というのが面倒だし、時間がかかるのは、私的にはノーサンキューな訳です。だからこういった機能があればどんどん使って、あれこれ悩まず、色々なモードで撮りまくって、どんどん楽しんで行きたい所存。
K-5 はほんとうに弄っていて楽しいです。
PCが無くても機能が完結しているのが、尚、良い。
画も作りも、実に好みのカメラ。
好きだなぁコレ。
うん。